横浜戸塚バプテスト教会 Yokohama Totsuka Baptist Church

日本バプテスト連盟 Japan Baptist Convention

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主日礼拝メッセージ(Sermon)

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2023年6月4日 主日礼拝
牧師 堀野浩嗣
「金や銀はないけれど」
使徒言行録3章1~10節堀野説教中

【使徒言行録3:6~8】 6ペトロは言った。「わたしには金や銀はないが、持っているものをあげよう。ナザレの人イエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」 7そして、右手を取って彼を立ち上がらせた。すると、たちまち、その男は足やくるぶしがしっかりして、 8躍り上がって立ち、歩きだした。そして、歩き回ったり躍ったりして神を賛美し、二人と一緒に境内に入って行った。

私にあるのはキリストだけという生き方
ペトロは、「私には金や銀はない、ただ持っているもの」はキリストだけ、「あげられる」のはイエスの御名の力だけ、という生き方をしていました。この世で一目置かれても、地上で多くを所有しても、真の所有はキリストだけなのです。現代人は所有欲、自己顕示欲を満たすことに奔走しています。本当に心や魂を満たすことのできないもので人生を満たそうとし、時間と思いを消費すればするほど飢え渇いているのです。信仰によって主イエス・キリストとの交わりに生き、心に主の聖霊の臨在と油注ぎを日々受ければ、私たちの心に永遠の命の泉が湧き、渇くこのない人生が与えられます。
そして、どんな人にも出来事にもキリストを施せば、それだけが人の心に残ります。十字架の前に自分の罪と乏しさを認め、キリストの憐み深さと恵み深さを語り、イエス・キリストの御名のすばらしさを他者に伝えましょう。重要なのは私たちに金や銀、何があるか、何をしたかではなく、罪あるどうしようもない私たちと共にイエス・キリストがおられることをそのままに自分の人生で証しすることです。

本当の喜びと自由の使い道
彼の最大の喜びは足が癒されたことではなく、その足で神殿に入り、自由に主を礼拝できるようになったことです。私たちが主から受けた自由の最高の使い方は、第一に神の国と神の義を求めて主を礼拝することです。主の聖霊に満たされて礼拝をささげる以上の喜びや楽しみや解放感、充実感はありません。ただ、多くの人がそれを知らないのです。
自分を変えたければ、人生を喜びで満たしたいのなら、自分のすべてをささげて主を心から躍り上がって賛美し、礼拝しましょう。主があなたの心と人生のすべてを新たにし、豊かに満たしてくださいます。

Q:あなたは何かをもっていますか? それとも持っていませんか?
  持っていいようがそうでなかろうが、大切なことはイエスの御名を信じて、イエスの御名だけを礼拝することです。

 

外掲示板

 

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2023年5月28日 主日礼拝
牧師 堀野浩嗣
「聖霊の平安・楽しみ・喜び」
使徒言行録2章14~28節説教中

【使徒言行録2:25~28】  25ダビデは、イエスについてこう言っています。
『わたしは、いつも目の前に主を見ていた。主がわたしの右におられるので、わたしは決して動揺しない。26だから、わたしの心は楽しみ、舌は喜びたたえる。体も希望のうちに生きるであろう。27あなたは、わたしの魂を陰府に捨てておかず、あなたの聖なる者を朽ち果てるままにしておかれない。28あなたは、命に至る道をわたしに示し、御前にいるわたしを喜びで満たしてくださる。』 

本日の礼拝は教会歴においてはペンテコステ(聖霊降臨日)の主日礼拝です。十字架と復活の後、天に昇られた主イエスはご自身に従うすべての人々に聖霊を与えることを約束されました。そして、復活から50日目の五旬祭の日に聖霊を待ち望む人々の上に聖霊が与えられました。驚くべきことに人種、国、言語、年齢、職業にかかわらず聖霊は一人ひとりに与えられ、聖霊によって唯一の神をほめたたえ、み言葉に聞き従う群れ(教会)ができました(使徒2:1~13)。
「聖霊」は目には見えない神の力です。聖書で聖霊は「風」、「火(光)」、「息」として表現されます。目には見えないけれど確かにそこに遍在(臨在)し、私たちに影響を与える高次元の力、それが聖霊の働きです。

若者に幻を、老人に夢を見させる聖霊
現代社会は目に見えるものにしか、喜びや希望を見出しません。目に見えないものは不確かなもの、価値のないものなのです。しかし、創造主を信じ、十字架と復活のキリストを信じる信仰を通して与えられる聖霊は、私たちの人生に全く新しい価値といのちを与え、神の国の幻(vision)や夢(hope)に永遠に生き続ける幸いな人生へと導きます。

聖霊の臨在に満たされた人生
ダビデのように「いつも目の前に主を見る」とは、霊的信仰の目を開いて、あるがままの自分の人生に遍在の聖霊よって目の前に主が共におられることを受け入れることです。
① 主が私の右におられるので決して動揺しない。 ゆらぐことなく、安らぐ=平安がある。
② 私の心は楽しむ。 主が楽しんでおられるので、私もどんなことでも楽しむ。
③ 主は私の人生のすべての道を喜びで満たしてくださる。信仰者の人生の最後は勝利です。

聖霊の臨在に満たされて生きる人生こそ、最大の危機管理、災害対策です!

Q:あなたはキリストを信じ、聖霊を受け入れましたか? 聖霊を受けましょう。あなたの心から平安、楽しみ、喜びが今日あふれ出します。

2023年5月28日日曜ゴスペルメッセージ
https://youtu.be/JkcYs-rrRvg

 

 

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2023年5月21日 主日礼拝
「ユダの祈り ~真実な言葉と心~」
創世記44章18~34節8_宣教

【創世記44:32~33】  実は、この僕が父にこの子の安全を保障して、『もしも、この子をあなたのもとに連れて帰らないようなことがあれば、わたしが父に対して生涯その罪を負い続けます』と言ったのです。 何とぞ、この子の代わりに、この僕を御主君の奴隷としてここに残し、この子はほかの兄弟たちと一緒に帰らせてください。

人は人生において失敗や過ちを犯してしまいます。それは自分だけの問題ではなく、家族や人間関係の利害が複雑に絡み合っていることがほとんどです。ヤコブの家族も小さな失敗や過ちが重なり合って、家族全体に暗い影を落とします。しかし、主はそのようなヤコブと家族を見捨てず、主の愛と約束は真実であるので、飢饉から家族を救い、真実に主に悔い改めて立ち帰ることによって、ヤコブの一家を再び和解させ、祝福されます。

飢饉(危機)からの救いは先週学んだ「ヨセフの祈り」と信仰によるところが大きい。しかし、家族の救いと和解、祝福は「ユダの祈り」にあります。ヤコブの四番目の息子ユダは現実・合理主義な人です。シケムの地でヨセフを殺さずエジプトに売って富を得ることを提案したのは彼です(創世記37章後半)。しかし、ユダは自分の息子と嫁のことで、痛い目を見て、自分の罪に気づき、この世のすべてはどんなに計算しても合理的にはいかないことを体験して、強く心を砕かれます(創世記38章)

ユダはエジプトで不思議にヨセフと再会し、飢饉から家族を救い、和解と祝福を主によって勝ち取るか、過去と同じ選びをするかの別れ道に立たされます。この時ユダは兄弟と父を一生懸命とりなし、過去の罪を自認し、自分を犠牲にしてベニヤミンを守る意志を示しエジプトに下ります。それによって家族の救いと和解、神の祝福を勝ち取ったのです。

悔い改めの三要素
≪罪を認める≫  ≪赦しを受け入れる≫  ≪行動を伴う方向転換の意志≫

ユダは主によって心を砕かれ、真実なる神を心から信頼し、真実な言葉と心をもって自分にできること、成すべきことをしました。主はそのようなユダの祈りと真実を大切に取り扱い救いと回復を与えてくださいます。そして、このユダ族からダビデ王が、そして御子イエス・キリストが登場します。罪や過ちの無い人生からでなく、罪とキリストの贖いと赦しを心から認め、共なる神を信頼し、小さくとも大きな一歩を主に向かい踏み出す人に聖霊が与えられ、聖霊の助けによって主の救いと祝福はいつの日か完成するのです。

Q:悔い改めて神の救いと和解のための一歩を踏み出していますか? 過去の罪や失敗、自我や世間にとらわれてはなりません。今日が主の救いの日です。

【牧師 堀野浩嗣】

2023年5月21日日曜ゴスペルメッセージ
https://youtu.be/w8R7KXmxgzA

 

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2023年5月14日 主日礼拝
牧師 堀野浩嗣
「ヨセフの祈りー確信・希望・信頼ー」
創世記39章1~23節

説教中


【創世記39:23】

監守長は、ヨセフの手にゆだねたことには、一切目を配らなくてもよかった。主がヨセフと共におられ、ヨセフがすることを主がうまく計らわれたからである。

ヨセフの人生の成功の秘訣は何でしょうか。それはいつでもどこにいても「主が共にいる」という生き方(信仰)にありました。

悲劇的ともいえる人生の中にヨセフは「幸運な者」(創世記39:2 口語訳)≪successful man≫ との異名をもらっています。普通に考えれば失望と怨み、嘆きばかりで綴られるような困難な人生のただ中にあって、ヨセフの口から出ている言葉はただ神様への感謝と祈りです。

奴隷、牢獄、エジプト総理大臣・・・ヨセフは順境の中でも、逆境の中でも、どこにいても神様に祈り、そこで共におられる神様を体験し続けます。脅かされても、ひどい目にあわされても、誤解されても、見捨てられたように思えても神様と共にいることを止めない生き方がヨセフにありました。
そして、それこそが私たちの人生の幸いと神からくる祝福の秘訣でもあるのです。主が共にいて下さる人生は祈りの人生です。

≪主がいつも隣にいて聞いて下さるという確信≫
≪主がわたしの祈りに答えて下さるという希望≫
≪主のなさることはすべて最善であるという信頼≫

そこに立つ信仰者の祈りはヨセフ同様の何をしても不思議な幸いが与えられ、主の祝福を見ることができる「主にある幸運な者」となる祈りです。

Q:ヨセフのように祈りの人生を生きていますか? 自分の願望や考えを中心に祈るのではなく、主にある確信・希望・信頼を中心にして絶えず祈りましょう。

外看板

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2023年5月7日 主日礼拝
宣教  堀野浩嗣 牧師
「信仰によって夢を見る」
創世記 37章2~11節

06_宣教中

 

【創世記37:9~11】 9 ヨセフはまた別の夢を見て、それを兄たちに話した。「わたしはまた夢を見ました。太陽と月と十一の星がわたしにひれ伏しているのです。」
10 今度は兄たちだけでなく、父にも話した。父はヨセフを叱って言った。
「一体どういうことだ、お前が見たその夢は。わたしもお母さんも兄さんたちも、お前の前に行って、地面にひれ伏すというのか。」
11 兄たちはヨセフをねたんだが、父はこのことを心に留めた。

 アブラハムにはイサクが、イサクにはヤコブとエサウが、そしてヤコブには4人の妻に12人の子ども達が生まれます。ヤコブの家庭は非常に複雑な家庭環境で、彼らは父ヤコブの過去の失敗と優柔不断な性格のゆえに住む場所を転々とします。腹違いの年の離れた兄弟たちは血の気が多く、しかも、父ヤコブは一番愛する妻ラケルに遅くに生まれたヨセフを溺愛、偏愛します。これは兄弟関係、家族関係をさらに歪にし、混乱させます。しかし、主はこのヨセフを用いて、ご自身の約束の成就と救い、神の祝福のビジョンをヨセフに夢によって示します。

<神があたえた夢 I have a dream >
旧約聖書の登場人物たちは神の霊を受けて夢を見ます。聖書において夢は個人的な願望ではなく、神の霊的・信仰のビジョンです。ヨセフはこの神のビジョンを大事に受け取りました。ヨセフの人生は兄弟から憎まれ、奴隷として売り飛ばされ、獄に入り、過酷で試練に満ちた人生でしたが、この≪夢≫(神のビジョン)が彼の人生を強め、正しい方向に導きます。

信仰者個人にも、教会にも、神は御自身の≪夢≫(ビジョン)を聖霊により、聖書のみ言葉によって私たちに与えられます。みなさんはどんな≪夢≫を神様に与えられましたか? 忘れてしまってはいませんか? 信仰によって見る夢が私たちをどんなときも強め、日々、踏み出す一歩に方向を与えます。

【ヨエル書 3:1】
その後、わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。あなたたちの息子や娘は預言し、老人は夢を見、若者は幻を見る。

【ヘブライ人への手紙11:1】 
信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。

【使徒言行録1:7~8】 
7イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。 8あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」。

Q:個人そして教会に主が信仰によって与えている夢を確認し、そのために祈りましょう。

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公開日:
最終更新日:2023/06/04