横浜戸塚バプテスト教会

Japan Baptist Convention Yokohama Totsuka Baptist Church

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週報の巻頭言2019年3月3日

   

聖書『エフェソの信徒への手紙 4章 1節後半〜6節』
神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐し、平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。

主は一人、信仰は一つ
多様な人種、思想、価値観、様々な偶像が立ち並び、富み栄え、当時ローマ帝国の支配に置かれたエフェソの町で、救い主イエス・キリストの父なる神を唯一まことの主と信じて歩むエフェソの教会の群れに使徒パウロは 「一人一人を信仰に導かれた神様の招きにへりくだって従い、柔和と寛容の心で、同様に神によって招かれた兄弟姉妹が互いに愛し合い、イエス・キリストにある一致を保つように努めなさい」 と勧めています。
教会が求め、努めるべきことは、クリスチャンの人数を増やすことや、教会の建物や組織を大きくすることでも、クリスチャン一人一人が自分の夢を実現し、富み栄えることでもありません。それらはあくまで付け足しとして神様が恵みとして与えてくださるものです。わたしたちが求め、努めることは使徒パウロが勧めるように「キリストによって結ばれ共に生きる」ことです。それは人間的ヒューマニズムで手を取り合って助け合いましょうという方法論ではありません。現代社会はもはや人間の倫理や道徳、ヒューマニズムによる問題解決や共生は破綻し、危機的な時代です。他者を愛せない、許せない、受容できない、自己中心ですぐに孤独を愛してしまうわたしが、イエス・キリストの十字架の贖いと赦しを受けて作り変えられ、キリストの高次元の愛に満たされ生きる時、それを同じく求めた隣人との間に平和が与えられ、キリストへの信頼と注がれた聖霊によって一つになり、共に生きる者にされていくのです。それが主の最終的なご計画です。
「こうして、時が満ちるに及んで、救いの業が完成され、あらゆるものが、頭であるキリストのもとに一つにまとめられます。天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられるのです」(エフェソ 1:10)
個人主義、多元主義、多様化を広く認めることが現代社会の潮流ですが、わたしたちは、主は一人、信仰は一つ、キリストにあって一つになり、共に祈り、共に礼拝し、共に福音に仕えることに努めましょう。
牧師 堀野浩嗣

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