横浜戸塚バプテスト教会

Japan Baptist Convention Yokohama Totsuka Baptist Church

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週報巻頭言(2016年2月7日) ルツの堅い信仰と愛

      2016/02/07

【聖書】(ルツ記1章16節)

ルツは言った。
「あなたを見捨て、あなたに背を向けて帰れなどと、
そんなひどいことを強いないでください。
わたしはあなたの行かれるところに行き お泊まりになるところに泊まります。
あなたの民はわたしの民。あなたの神はわたしの神。」

ルツの堅い信仰と愛
ルツ記は今からおよそ3000年前の時代の話です。この頃、イスラエルにはまだ王がいなかったので、それぞれ、自分が正しいと判断することを行なっていました(士師記21:25)。一見自由で良いように思うかもしれませんが、互いに自己中心に歩めば混乱と争いが絶えず起こります。何か今の時代と似ていないでしょうか。人間の命、幸せにとって何が大切か、それぞれが違った考えで、さらにめまぐるしく変わるために、今、どう生きたらよいのか、老後をどうすべきか、子どもの教育をどう考えたらよいのか、分らなくなっている時代、時代の曲がり角のような時代でした。
そのような時代に突然、飢饉が襲い、ベツレヘムに住むエリメレク、妻ナオミ、そして二人の息子マフロンとキルヨンは食料を求めてモアブ人が住む異郷の地に住むことになります。しばらくして、それらの苦労に追い打ちをかけるように、夫エリメレクは死にます。その後、妻ナオミは一人で二人の息子を育てます。やがて息子たちがモアブ人の女性と結婚し、ほっとしたのもつかの間、孫も生まれないまま、二人の息子もまた死んでしまうのです。
これだけの試練や苦難に遭えば。神を呪い、自分の人生と選びを呪い、心がズタズタのボロボロになり、心も体も壊れてしまってもおかしくないところで、ナオミを支えたのは主への信仰でした。ナオミは常にすべての主語を「主」で語ります。信仰を持つとは人生の主語を「わたし」から「主」にすることなのです。そのように生きるのはナオミだけではありませんでした。モアブ人の嫁であるルツもまた主への信仰に生きることを決断しナオミに従ったのです。そして、このルツの信仰の決断と愛の応答が絶望の中に救いの道を開くことになるのです。
牧師 堀野浩嗣

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